表丹沢を知る

About Omote-Tanzawa

安全管理

表丹沢は都心からのアクセスが良く、登山やハイキングなど、様々なアクティビティを楽しめます。しかし、やせ尾根や鎖場のある険しい山もあり、毎年、遭難事故が絶えません。過信せずにゆとりある行動計画を立て、装備を万全にしてお出かけください。

山岳遭難が増加しています

山岳避難の増加に伴い、怪我や死亡事故なども増加しています。
山岳遭難事故の発生状況や救助隊の活動などの最新情報はこちらで確認ください。

登山の心得6箇条

一、計画と装備、体調は万全にすべし 
 自分の経験と体力に合ったルートを選び、登山計画書を提出しましょう。
 登山の前は体調を整え、良好なコンディションで臨みましょう。
一、日暮れまでに下山すべし
 森の日暮れは早いです。暗くなった山は危険が倍増するため注意しましょう。
一、迷ったら下るべからず
 下ると、沢に迷い込み滑落の恐れがあります。
一、引き返す勇気をもつべし
 悪天候や体調不良時に、無理は禁物です。
一、仲間はともに行動すべし
 別行動での遭難事例が多く発生しています。
一、すれ違いは上り優先
 場所により臨機応変にすれ違いましょう。

登山計画書の提出や登山の装備、注意すべき生き物など、丹沢の登山について詳しく知りたい方は、下記サイトをご覧ください。
秦野ビジターセンター「登山の前に」http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/tozan.html

通行止め・注意情報

天候の状況などにより、登山道が通行止めになっている場合があります。
事前に、予定しているコース等の通行止め情報を確認して登山等を楽しみましょう。

神奈川県が管理する自然公園内の登山道等の情報はこちらから確認できます。
神奈川県自然環境保全センター 公園歩道(登山道)情報
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4y/02yama/kouen_kouenhodou/kouenhodou_top.html

ヤマビルに気をつけよう

表丹沢の山間部を中心に、ヤマビルの吸血被害が発生しています。きちんと対策すれば被害を防ぐことができます。

特徴

体長2~5センチ。体の前後に吸盤があり、伸び縮みをしながら、足もとから這いあがり、血を吸えそうな場所をさがし吸血する。活動期は、4月から11月で、気温が20度以上の雨か、雨上がりの天候の時に最も活発になります。

対策のポイント

・草むらや落ち葉が積もった場所は避け、登山道などを歩く。
・靴下と靴の隙間などに、ヤマビル対策用の薬や濃度20パーセント以上の食塩水をスプレーする。
・ボタンの付いたシャツは避け、シャツの裾はズボンに入れる。
・登山靴(くるぶしまで覆えるもの)等を履き、ズボンの裾を靴下に入れる。
・足首が出ないハイソックスかつ網目の細かいものを履く。サポータータイツなどで進入を防ぐ。
・休憩した後は、体にヤマビルが付いていないか確認する。

症状

・血が止まらず、かゆみがある。
・ヤマビルは毒をもっていないが、体質によっては腫れることもある。

血を吸われてしまったら

・ヤマビルを取り除く。無理にはぎとらず、塩や消毒用エタノールをかけるとポロっと落ちる。
・落としたヤマビルは、そのままにすると繁殖し増えてしまうため、塩や薬剤で駆除する。
・傷口を水や消毒用エタノールで洗って、かゆみの元になるヒルジンを絞り出すと治りが早い。抗ヒスタミン剤などの虫刺されの薬やかゆみ止めを塗るとよい。
・血が止まるまで数時間かかることもあるので、絆創膏などで傷口を保護する。

ヤマビルについて詳しく知りたい方は、下記サイトをご覧ください。
ヤマビル(秦野市役所)
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000000526/index.html

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