表丹沢を知る
About Omote-Tanzawa
表丹沢おすすめ服装ガイド
表丹沢は麓の里山から標高1,000メートルを超える山々の山頂まで、標高によってさまざまな外あそびのアクティビティが楽しめます。
標高やアクティビティの内容によって服装も変わるため、事前にしっかり準備しましょう。
里山エリアの外あそび(標高800メートル程度まで)
森林セラピー・キャンプ・バーベキュー・ボルダリングや公園でのお散歩を満喫できる里山エリアでは、朝晩の冷え込みや日焼け防止として、長袖のウインドブレーカーがあると安心です。
また、元気いっぱい・安全に外あそびを楽しむために、長ズボンを着用し、肌の露出を避けましょう。夏は帽子、サングラスもあると快適です。
靴は、履きなれた運動靴が最適。川遊びの時は、マリンシューズを履くとケガを防ぐことができます。
登山・ハイキング(標高800メートル程度以上)
標高800メートルを超える登山を楽しむには、登山用の服装が必須です。
気温は標高が100メートル上がるごとに約0.6℃下がるといわれ、登山口から山頂までの気温差や、行動中の発汗・体温の上昇を考慮したウエア選びが重要です。
ウエア
汗や雨によって体を濡らしてしまうのは登山ではNG。コットンのTシャツやジーンズは乾きにくく、登山には向いていません。
アウター・ミドル・ベースの3層で構成するレイヤリングに基づいてウエアを選びましょう。
レイヤリングの重要性
気温は標高が100メートル上がるごとに約0.6℃下がるといわれ、登山口から山頂までの気温差や、行動中の発汗・体温の上昇を考慮したウエア選びが欠かせません。
そこで重要となるのが「レイヤリング」です。レイヤリングとは、ウエアをアウターレイヤー・ミドルレイヤー・ベースレイヤーの3つの層に分け、適切に脱ぎ着することで快適な衣服内環境を保つという考え方です。
3つのレイヤーの機能と役割
・アウターレイヤー(防水・防風)…雨風から体を守る。
雨や風、寒さから身体を守る役割を持つのがアウターウエア。上下セパレートタイプで、防水透湿性や保温性、軽量性など、用途に応じた機能で選びましょう。ウインドブレーカーは晴れている稜線歩きなどで重宝します。
・ミドルレイヤー(保温・通気)…保温性を確保しながらウエア内をドライに保つ。
汗をかいても素早く乾く動きやすいウエアが適しています。保温性を確保し、日焼けやケガの予防になる長袖がおすすめ。フリースは保温着としても、行動中のアウターとしても活躍します。「暑いな」「寒いな」と思ったらすぐに脱いだり着重ねたりして、快適な状態を保ちましょう。
・ベースレイヤー(吸汗・速乾)…肌表面の汗を素早く吸水拡散し、汗冷えを防ぐ。
大量に汗をかく登山では、汗を素早く吸収拡散させて肌を常にドライに保ち、汗冷えを防ぐことが重要です。乾きにくいコットン製の下着は不向き。速乾性を備えた高機能アンダーウエアを着用しましょう。気温 の高い時期なら、速乾性のあるTシャツでもOK。
防寒着
休憩する時は汗冷えしてしまう前に防寒着を羽織りましょう。行動中は薄手のウエアでよくても、日陰や稜線で立ち止まるとたちまち寒気を感じます。気温や標高に応じて、最適な保温力のものを用意しましょう。
バックパック
日帰り登山なら、防寒着や食料を入れて余裕がある20~30リットル程度の小~中型パックがおすすめです。大切なのは自分の体格に合ったバックパックを選ぶこと。疲れにくく、より快適に登山を楽しむことができます。
フットウエア
足首や足裏に負担がかかる山歩き。適度な足首周りのサポート力とソールの剛性、防水透湿性を備えた靴を選びましょう。荷物の少ない日帰り登山でもミドルカット以上のモデルが安心です。ソックスはくるぶしより高い丈でクッション性に優れた厚手タイプがおすすめ。汗や蒸れを軽減する化繊素材や、防臭効果のあるウール素材のものを選びましょう。
帽子・グローブ
紫外線量は標高が1,000メートル高くなるごとに10%ずつアップするといわれています。帽子やグローブ、アームカバーを着用し、紫外線から肌を守りましょう。グローブはケガを防いだり、雨風から手を守る役割もあります。
【 POINT 】レインウエアは必須アイテム
山の天気は変わりやすいもの。晴れていてもレインウエアは上下セットで必ず持参しましょう。雨で身体を濡らしてしまうと低体温症に陥る危険があります。防水グローブやハットがあれば、雨の中でもより快適に行動できます。
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