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【ライター記事】~秦野の逸品を全国へ~新「はだのブランド」を巡る旅。第一弾は石庄庵の『あしながきのこ蕎麦』に注目!

はだのブランド『あしながきのこ蕎麦』石庄庵

モノ、コト、ヒト…、様々な魅力に溢れる秦野。「はだのブランド」とは、秦野の魅力を発信し、まちのブランド力を高めるために平成24年に始まった事業です。「はだのドーナツ」をはじめ、これまでに63品が認証され、14年という長きにわたり皆様に親しまれてきました。
そして令和7年、時代の変化や多様化した価値観にあわせて内容を一新。「丹沢の杜、名水のまち」というコンセプトのもと、改めて認証品を選定し、再スタートを切りました。
令和7年10月17日に、新コンセプトを体現する第1回認証品(6品)の認証式が行われました。認証式の模様は、表丹沢総合ホームページ「OMOTAN」内で『「丹沢の杜、名水のまち」から生まれる新たな誇り~はだのブランド、再始動~』として詳しくレポートしています。
そんな栄えあるはだのブランド第1回認証品として選ばれた6品を、これから連載形式でご紹介していきます。
第1回の今回は、県内外からも多くのファンが訪れる名店、手打ちそば石庄庵の「あしながきのこ蕎麦」です。それではさっそく、その魅力に迫りましょう!

幻のきのこと呼ばれることも?!「あしながきのこ」とは

石庄庵店主の石井貞男さん。「中丸の里山を守る会」代表でもあります

秦野市寺山に店を構える「石庄庵」。全国4万軒といわれるそば店の中でつねに100店に選ばれる、神奈川県でも屈指のそばの名店として知られ、週末を中心に多くの客が訪れます。近年は、春になると敷地いっぱいに「春めき桜」が咲き誇ることでも話題のお店です。

昭和52年の創業当時から、「あしながきのこ蕎麦」は石庄庵の看板の一つとして高い人気を誇っています。代表の石井貞男さんに、その特徴からあしながきのこ蕎麦への思いまで、たっぷりとお話を伺ってきました。

つけ汁にたっぷり入ったあしながきのこ

「あしながきのこ」は正式名称をナラタケといいます。厚木や山北近辺でも採れるきのこですが、「あしなが」という呼称は秦野特有のものだそうです。

「全国でも希少性が高く、時に『幻のきのこ』と評されることもありますが、秦野では生活に根付いた、昔から共にあったきのこです。特徴としては、一にぬめり。そして喉越しと香りが良いことですね。よかったら、まずは召し上がってみてください」と石井さん。

お言葉に甘えて、認証されたばかりの「あしながきのこ蕎麦」を頂いてみました!

今回はあしながきのこ蕎麦つけ麺を頂きました

運ばれてきた瞬間から、湯気といっしょにふわりと良い香りが鼻にぬけていき、期待が高まります。

さぁ今回の主役、あしながきのこのお味はいかに!

出汁がよく出るのも特徴だそうです

レンゲいっぱいのきのこを頬張ると、じんわりと深い旨味が広がりました。何より、コリコリとした噛み応え!噛むたびに滋養が身体に染み渡るような気がします。また特有のぬめりがあることでよく絡み、そばのコシとあわさってつけ汁の味もしっかりと堪能できました。山の旨味が直接伝わってくるかのような力強い味わいで、この蕎麦を目的に多くの観光客が訪れるのも頷けます。

一年通して食べられる?!おいしさを支える独自の冷凍技術

あしながきのこも一般的なきのこと同様、10月から12月に旬を迎えますが、石庄庵ではなんと一年通してこの味を楽しめるのだとか。

「独自の冷凍保存技術によって、どの季節でも「あしながきのこ」を提供できるようにしました」と、石井さんは胸を張ります。

「きのこ類は、冷凍保存することで旨味があがると聞いたことはありませんか。石庄庵では、旬の時期に採ったあしながきのこを、一般的な冷凍庫より遥かに低い温度の冷凍庫で保存しておくことで、いつ来て頂いても採りたて同様の新鮮なあしながきのこを楽しんで頂けます。

そして、もう一つ大事なことが熟成をかけること。冷凍保存したあしながきのこは、提供する前に特殊なチルド庫に移して熟成をかけることで、きのこ本来の甘みや旨味、歯応えなどの食感がそのまま美味しい状態で味わえます。一番おいしい時期に採って、最高の状態で保存して、最高の状態で提供する。保存の段階からそうした努力をしています」 保存の段階から、最高の逸品になるおもてなしの準備が始まっているんですね!

あしながきのこ蕎麦を味わうことは、秦野をまるっと味わうこと

日本料理店での修業時代の知見、経験がいまに生きている、と石井さんは話します

「神奈川県内だけでなく、遠方からいらっしゃるお客さんもいるので、旬に関係なくいつでも味わえるようにしたい。その季節しか食べられない特別感が良いこともありますが、いつ来ても変わらず楽しめるという安心感も大事ですよね。せっかくこの秦野に、あしながきのこという魅力的な名産品があるのだから、なるべくたくさんの人に召し上がってもらいたい。健康であるうちは、この石庄庵を通じてあしながきのこ蕎麦を続けていきたいです」と、石井さんは語ります。

「そして、あしながきのこはもちろん、他の材料もなるべく秦野で採れたものを使うということにもこだわっています。地産地消ですね」 つまり、あしながきのこ蕎麦を食べることは、そのまま秦野のおいしさをまるごと味わうことになるんですね!

良いものが一つそこにあると、そこから自然と点ではなく線になっていく

石庄庵のテラス席から見える、見事な紅葉。この美しい景色が味わえるのも魅力の一部です

週末を中心に多くの客が訪れる石庄庵。中には順番待ちの間に店の周囲を散策に行く人も多いそうです。

「周りを散歩するなかで、都会とは違う景色を見て、空気を感じて、秦野の自然をたっぷりと浴びる。ここに来るとリラックスできるという声をよく聞きます。僕は常々『ストレスフリーなお蕎麦屋さん』と言っているんですが(笑)。味わうのは味覚だけじゃないんですね。そばを食べた帰りは秦野を観光して、じばさんず(秦野市の地場産品店)でお土産を買って帰る。ただおそばを食べるだけじゃなく、ここに来れば秦野を五感で味わうことができるんです。あしながきのこという魅力が一つあることで、観光が生まれ、人が回遊し、消費も生まれる。良いものが一つそこにあると、そこから自然と点ではなく線になっていくということなんでしょう」

「あしながきのこ」をきっかけに石庄庵を訪れれば、その旅はきっと、秦野の豊かな自然や空気を五感すべてで味わう特別な体験になるはずです。ぜひ皆さんも、心と体を満たす「おいしい秦野旅」へ出かけてみませんか。

■店舗名:手打ちそば 石庄庵
■住 所:秦野市寺山1580
■電話番号:0463-82-1222
■営業時間:11:30~15:00、17:00~20:00(L.O.19:00)
■定休日:月曜(祝日の場合翌日)
■施設情報
Facebook https://www.facebook.com/people/%E6%89%8B%E6%89%93%E3%81%A1%E3%81%9D%E3%81%B0-%E7%9F%B3%E5%BA%84%E5%BA%B5/100063487005919/

新旧「はだのブランド」見比べ、魅力を再発見!

「はだのブランド」のホームページには、その目的について、こう記されています。
〝秦野市の地域イメージの向上による交流人口の拡大と地域経済の活性化を図ることを目的に、「丹沢の杜、名水のまち」で育まれたことを強く感じられ、全国から求められる秀逸な商品、サービスのこと〟
今回石井さんのお話を伺って、あしながきのこ蕎麦はまさにこの一文を体現すると言える逸品だとしみじみ感じました。

今回、「はだのブランド」に選ばれた認証品は全部で6品。これから他の認証品も詳しく紹介していきますので楽しみにしてくださいね。

また、リニューアル前の商品は、はだのブランドホームページ内の「みっけもん秦野認証品」のページでご覧いただけます。「おいしい秦野の水」や、わさびや茶園の「丹沢ゴッド・オブ・マウンテン」と、引き続きはだのブランドに選ばれている商品のほかにも、秦野市のふるさと納税の返礼品としても選べる株式会社金井酒造店の「白笹鼓 大吟醸」など、リニューアル前の商品もどれも一級品です。

こちらも秦野の魅力を存分に味わえるラインナップとなっていますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

秦野のそば栽培とOMOTANエリアのおすすめそば屋

そばは昔から秦野の人々の生活と共にあり、この土地を語る上では欠かせない存在です。「憧れのそば打ち体験に初挑戦!~秦野産そばの魅力をとことん紐解いてみた~」では、秦野のそば栽培の歴史から特長についてレポートしています。

「実際に食べに行きたい!」「せっかくなら色んなそば屋を巡ってみたい」という方へ、石庄庵はもちろん、そば好きならばぜひ訪れてほしいOMOTANエリアの名店を他にもご紹介します。

まずは、田原ふるさと公園内にあり、そば打ち体験もできるそば処「東雲」。

写真は手打ちそば体験で筆者が打ったそば

■店舗名:そば処「東雲」
■住 所:秦野市東田原999
■電話番号:0463-84-1282
■営業時間:平日 午前11時から午後2時 休日 午前11時から午後2時30分 
注:どちらもそばが売り切れ次第終了
■定休日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日休み)、年末年始
■施設情報
公式ホームページ:
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000001204/index.html
(秦野市公式ホームページ)

そして、秦野戸川公園の近くに店舗を構え、大山へ向かう登山者にも評判の「手打そば さか間」。期間限定の丹沢鹿肉を使った「もみじせいろ」も人気です。

引用元:さか間公式ホームページ お品書き

■店舗名:手打そば さか間
■住 所:秦野市堀山下1291-4
■電話番号:0463-89-2533
■営業時間:11時~14時 17時~20時 蕎麦コースは17時より~21時(予約のみ)
■休日 毎週木曜、第三水曜 祝日の場合は営業 *今月の予定参照して下さい 
■施設情報
Instagram:https://www.instagram.com/sakama_soba/
公式ホームページ:https://www.sakama.co.jp/

秦野は都心からのアクセスもよく、日帰りでも十分に楽しめます。この週末、そば巡りや、はだのブランドの認証品を目的に秦野市表丹沢を訪れてみてはいかがでしょうか。

OMOTANライター 那保 (なお)
【得意分野】 インタビュー、グルメ

フリーライターの那保です。国内旅行業務取扱管理者、添乗員資格有り。神社好き、シンガプーラ飼いの猫好き、美味しいものも大好き。
神奈川へは移住組、その多彩な魅力にまんまとハマってます。
表丹沢を駆け回れるようになるべく、目下体力づくりに奮闘中。インスタでは表丹沢ほか、魅力的な写真を投稿しているので、ぜひ覗いてみてください!
Instagram:@nyao_muu

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